4 月 4 日#
時間が飛ぶように過ぎ、あっという間に清明節がやってきました。
杜牧の「清明」は非常に有名で、子供の頃、この時期になると耳にすることが多かったものです。時には人に捕まって、この詩を読まされることもありました。
清明の時期、風が心地よく、日差しが明るく、草が生い茂り、ウグイスが飛び交い、桃の花が赤く柳が緑に染まります。冬の寒さや枯れた色合いはなく、大地は清らかで明るいです。本来は春を楽しむための外出の時期であり、祭りはその一環に過ぎません。どうしてそんなに悲しげにする必要があるのでしょうか。
宋代の『歳時広記』には「清明とは、物が生き生きとして清らかで明るいことを指す」と記されています。『歳時百問』には「万物がこの時期に成長し、皆清潔で明るいので、清明と呼ばれる」と書かれています。農民の言い伝えにも「清明前後、瓜や豆を植え」、「植樹造林は清明を過ぎてはならない」というものがあります。
だからこそ、私は晏殊の「破陣子・春景」がより好きです。
燕子来時新社，梨花落後清明。池上碧苔三四点，葉底黄鶯一兩声。日長飛絮軽。
巧笑東隣女伴，采桑径里逢迎。疑怪昨宵春夢好，元是今朝斗草赢。笑从双脸生。
なんて素晴らしいのでしょう。ゲーテの「若きウェルテルの悩み」にある「どの少年も多情であり、どの少女も春を思う」という味わいがあります。これこそ春の日の風景です。
そう言っても、外に出て春を楽しむのはあまり気が進まないのです。そう言っても、出たくないわけではなく、中国では休暇中に外出するのがあまり好きではありません。どこに行っても人混みで、買い物、食事、トイレに行くのも並ばなければなりません。以前ニュージーランドにいたときは、晴れた休暇には外に出るのが楽しみでした。公園に行って、緑の地面に寝転び、青空と白い雲を見上げるのはとても心地よかったです。
中国の人が多いことを考えると、面白いエピソードを思い出します。海外に住み始めたホストファミリーの家に初めて行ったとき、学校に行く前にホストマザーが私を抱きしめて、心の準備をするように言いました。なぜなら、学校は市の中心にあり、そこには人が多いからです。バスに乗った後、2 つの停留所も経たないうちに座席は満席になり、立っている人もいました。心の中で少し不安を感じました。結果的に、夜帰宅したとき、ホストマザーに伝えると、彼女は私が中国から来たことを忘れていたようで、今日市の中心で見かけた人々は、私の以前の学校の人々よりも少なかったのです。
中国には豊富な観光資源があります。もし真剣に計画し、開発すれば、観光は多くの産業の発展を促進することができます。残念なことです。
4 月 5 日#
休暇になると、ノートの整理を考え始めます。私は Heptabase のすべてのノートに少なくとも 1 つのタグを付けて、管理を便利にしました。しかし、ノートの蓄積問題は解決できておらず、長年私を悩ませています。間隔を置いた復習を試みましたが、効果はあまり見られませんでした。
TiddlyWiki のノートライブラリでは、孤立したノートの数を減らすことができました。しかし、意外な収穫がありました。私の現在の価値観は 2022 年頃に形成されたことがわかったのです。
2022 年、その時の生活は一体どうなっているのか分からなかったのですが、今振り返ると非常に苦痛でした。その時は毎日 PCR 検査を受けなければならず、ゼゼと私は毎朝早く起きて、最初の波に並び、その後家に帰って二度寝をしていました。その後、周囲が次々と封鎖される中、私たちはゲリラ戦のように運を賭けて周辺の異なる PCR 検査所に行って検査を受けることになりました。決して良い思い出ではありません。
千に防ぎ、万に注意して、私たちは厳しい封鎖期間中に感染することはありませんでしたが、年末に規制が解除された後すぐに達成カードを受け取りました。
私は 2022 年のノートを真剣に振り返ったことはありませんでしたが、今回のこの意外な発見には驚かされました。私は自分の価値観の変化がこの年にあったことをずっと理解していましたが、当時の私がある事柄についてそれほど多く、深く考えていたとは思いもしませんでした。
2 週間前に、耗子叔が書いた《私の「三観」について》という記事を見ました。自己を高め、有意義なことをし、人生の選択をする勇気を持つようにと提唱していました。この言葉は正しいですが、今の状況で見ると少し「スープのよう」です。
人の三観がどのようになるかは、時代の大背景に大きく関係しています。同様に、ある人がどのように生きるかも時代に関係しています。私たちの多くは、自分が達成した成果は完全に自分の努力の結果だと思いがちですが、実際には人と人が持つすべては時代の産物であることを完全に忘れています。
オッペンハイマーを中国に置いたら、彼はそんなに大きな成果を上げることができるでしょうか？
4 月 6 日#
今晩の飛行機を北京に戻るために予約していたのですが、何か用事を済ませるために数日間滞在する予定でした。しかし、朝早くに天候が悪すぎてフライトがキャンセルされたという通知を受けました。
私は SMS を見て運を試していると、外で雷が鳴り響き、急いで携帯電話を置いて、ゼゼの腕の中に縮こまりました。
雷が怖いということが、なぜなのか私にもわかりません。雷が鳴ると怖くなり、連続して鳴ると体が震えます。私はもう 30 代半ばですが、本当に恥ずかしいです。
雷雨の天候では、頭がぼんやりして、左右のこめかみが一つの円を形成し、その円の上に感覚があります。医者も理由をはっきり言わず、私が気圧の変化に敏感だとぼやかしました。しかし、山登りが好きな私が、気圧の変化に敏感だとは思ったことがありません。
今日は風雨が激しく、外は霧に包まれ、視界が非常に悪いです。まるで世界の終わりのような感覚を与えます。
極端な天候が頻繁に発生するようになり、人類はようやくこの二、三百年の無駄遣いによって引き起こされた苦果を飲み込むことになりました。昨年の夏は非常に厳しかったですが、今年は昨年の夏よりもさらに暑く、長引くでしょう。
最も恐ろしいのは暑さです。寒い天候なら、せいぜい何枚か服を重ね着すれば、保温服、ダウンジャケット、軍用コートを全て着れば、そんなに寒くはならないでしょう。しかし、暑い天候では、どんなに脱いでも、暑さは変わりません。
白居易が書いた無駄な詩がいくつかありますが、その中の一つはこう書かれています：
人人避暑走如狂，独有禅师不出房；非是禅房无热到，为人心静身即凉。
「心静自然凉」という成語はここから来ています。なぜ無駄だと言うのでしょうか？禅師が部屋から出ないのは、禅房が通気性が良く、外よりも涼しいからです。彼はバカだから外に出て苦しむのです。彼を太陽の下に晒してみれば、まだ「心静自然凉」と大言壮語できるか見てみましょう。
ここまで書いて、荷物をまとめに行きます。